目的に応じて選びたいシートバッグの容量
シートバッグにふだん何を入れるかによって、選ぶべきサイズが変わってきます。
バイクに乗るのがおもに通勤や通学程度であれば、身の回り品とレインウェアなどが積載できれば十分ですのでシートバッグの容量は5Lあれば大丈夫でしょう。
ただし、5Lではそれ以上何かを入れたい時に小さすぎます。
まだほかにもいろいろ運ぶ可能性があるのであれば、20Lぐらいの容量があった方が安心です。
泊まりがけのツーリングが多い方は、もっと大容量のシートバッグを最初から用意しておいた方がよいです。
目安としては、1泊2日で25L、2泊以上の旅行で40Lです。
40Lもの容量があればキャンプ用品もしっかり収納できます。
また荷物の型崩れを防ぐようなフレーム入りのものなど、バッグにも工夫があるものが多いです。
シートバッグを取り付けやすさで選ぶなら
毎回車体に装着するのに手間がかかるのは面倒です。
シートバッグはなるべく簡単に装着できるものを選びましょう。
おすすめは、ワンタッチで固定できるベルト付きのシートバッグです。
たとえばスポーツ用品のGOLDWINのシートバッグには、「Xベルト」というシートバッグを装着するための専用のベルトがあります。
このベルトを最初にシート下に装着しておくだけで、シートバッグを簡単に装着できる優れものです。
なお、各メーカー、シートバッグの装着方法が異なります。
装着しやすいかどうか必ず事前に確認しておきましょう。
シートバッグを積載する前にチェックしておきたいポイント
取り付けやすさで選んだはずなのに、なかなかバイクにシートバッグが装着できないなんてこともあるでしょう。
それはひょっとすると、シートバッグに問題があるのではなくお持ちのバイクが原因かもしれません。
バイクのシートはメーカーやモデルによってさまざまです。
厚みのある前後一体型のシート、前後に分割されたスポーツバイクに多いタイプのシート、もしくはシートが急傾斜になって座面が狭くなっているスーパースポーツタイプのシートなどもあります。
特にスーパースポーツタイプのシートだとあまりたくさん荷物を積むことが難しいので、シートバッグを積載するには荷掛けフックなどを用意しておいた方がよいでしょう。
また、バイクによってシートバッグを固定できる箇所が異なります。
基本的にシートパックは4点で固定するものが多いですが、ベルトの装着方法はメーカーによって異なることが多いです。
直接車体のフレームに装着するタイプ、固定ベルトをリアシートに挟むタイプなどさまざまですので、お乗りのバイクに合わせて装着しやすいものを選んでください。
シートバッグの購入前に、お持ちのバイクの積載性能をチェックしておきましょう。