ツーリング交流所

もしもの時のために車載工具をチェックしよう

プラスドライバー

車載工具のプラスドライバーは、多くのものが差し替えできるタイプですが、このタイプはネジの締め付けの際に注意が必要です。
ハンドルが細く、ネジに差し込んだ時にぴったりはまらないことが多いため、ネジによってはサイズが合わずにネジ穴を潰してしまうことがあります。

ネジ穴が潰れてしまっては抜き取ることができなくなってしまいますので、最初から精度の高いプラスドライバーを用意しておいた方がよいでしょう。
おすすめなのは、アネックスのボルスター付き差し替えドライバーです。

車載工具のプライドライバーよりシャープで硬い刃先になっており、差し込んだ時のガタつきもありません。
また、12mmのボルスターが付いているため、スパナをかませることで強力なトルクでネジを締めることができます。

ラチェットハンドル&ソケット

ラチェットハンドル&ソケットを用意しておくと、ツーリング時の万一のトラブルにも安心です。
これがあると、タンクやサイドカバーを簡単に外せます。
さらにエクステンションバーも用意しておけば、届きにくい位置にあるボルトも楽に外すことが可能です。
車載工具のスパナとメガネレンチよりも、ラチェットハンドル&ソケットの方が正確に取り扱えるのでおすすめです。

サイズはいろいろありますが、携帯性に優れているのが差し込み角が6.5mmのものです。
ソケットは8mm、10mm、12mmの3種類用意しておくとよいでしょう。
おもに使用するのは10mmと12mmですが、8mmのソケットもハンドル周りなどに重宝しますので用意しておきたいところです。

コンビネーションレンチ

車載工具にはスパナがありますが、こちらもプラスドライバーと同じく交換しておいた方がよいでしょう。
なぜなら、車載工具のスパナの場合、固く締め付けてあるボルトがなかなか回りにくいからです。
無理に回そうとすると、ボルトの頭を潰してしまうことがあります。

スパナの代わりにおすすめなのが、コンビネーションレンチです。
一方がリング状のメガネレンチで、逆側がスパナになっています。
強い力が必要な時はメガネレンチで締めたり緩めたり、素早く作業したいときにはスパナを使ったりといったように、状況に合わせて使い分けられるのがこちらのメリットです。

キャッチャーレンチ

車載工具にも六角棒レンチが入っていますが、短めなのでこれも精度の高いキャッチャーレンチに交換しておいた方がよいでしょう。
車載工具の六角棒レンチは精度がそれほど高くなく、錆びやすいというデメリットがあります。

おすすめのキャッチャーレンチは旭金属工業製です。
レンチ先端に鋼の球が埋め込まれており、それとバネの力によってボルトをしっかり掴むことができます。
ボルトを落とす心配が少ないため、特に狭所での作業で重宝するでしょう。

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テーマの著者 Anders Norén