ツーリング交流所

ツーリングに乗っていきたいバイク「YAMAHA マグザム」

抜群の安定感と滑らかな走りをもたらすヤマハのマグザム

抜群の安定感と滑らかな走り、それに高い静粛性を実現したのがヤマハのマグザムです。
クルーザーと呼ばれるようなモデルは数ありますが、そのなかでもマグザムは乗るライダーに精神的な余裕さえもたらしてくれるような非常にクルーザーらしい魅力があります。

マグザムの走り出しはとてもスムーズです。
イグニッションキーを回すと、わずかな振動とともにエンジンが静かに始動します。
耳を澄ますと排気音も聞こえるのですが、それもごくかすかでありまったく気になりません。

また、右手をわずかに動かすだけで滑るようにスムーズに発進します。
非常にトルクフルで、あたかも電気モーターかのようです。
走り出すと、車体の低さとロングホイールベースによる安定性が感じられます。

熟成美を感じる大人向けのフォルム

現行モデルのマグザムは先代モデルと比べてブレーキレバーの調整機構が追加されるなどさまざまな点が改良されているのですが、基本的なデザインは最初に登場した姿と大きく変わりません。
2005年発売当時からの定番の姿を保っています。

ところが、見慣れた姿のはずなのに先代モデルよりもフォルムが美しくなっていると感じる人が多数です。
美しさが熟成されたかのような、より大人びた魅力がきっと感じられるでしょう。

快適性の高い乗り心地

一般的にスクーターは、その構造上、車体後部に重量物が集中するためフロントがふらつきやすいという弱点があります。
ところがマグザムの場合、着座位置を前寄りに設定し、しかもシートを非常に低い位置にセットしているため安定感が抜群に高いのが特徴です。

シートを低くするためにトランクの容量が削られてしまっていますが、それだけの犠牲に値する安定性を獲得しています。
車体の重心もそれに伴い低くなっているため、路面に非常に近い感覚で走行できるうえ、走行安定性も非常に高いです。
高速道路も不安なく快適に走れるでしょう。

ハンドリングの方は、ロングホイールベースなのでクイクイ曲がれるとまでは言えません。
しかしハンドルの切れ角がその分大きく設定されているため、街乗りにも支障はないでしょう。
コストがかかるうえに注目度も高くないポイントなので、ハンドルの切れ角にまでこだわったモデルは少ないですが、そういう細かい部分まで配慮して設計されているこだわりがマグザムには窺えます。

滑るようになめらかに走るマグザムなら、長時間でのツーリングでも疲れにくいのではないでしょうか。
振動も少なく静かなので、バイク初心者でもきっと乗りやすく感じるでしょう。
単なるビッグスクーターとは違う、ワンランク上のマシンを探している方におすすめです。

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テーマの著者 Anders Norén