ツーリング交流所

ツーリングクラブ沖縄チャリティーランの紹介

ライダーという存在を通して生まれたチャリティー

「沖縄チャリティーラン」というチャリティー団体をご存知でしょうか。
沖縄県出身の神谷さんが主催する沖縄チャリティーランは、東北地方太平洋沖地震で被災したバイク仲間への支援をきっかけに発足されました。

東北地方太平洋沖地震では、多くの人が被災者と連絡が取れずに眠れぬ夜を過ごしたと思いますが、神谷さんもまさにその一人でした。
何度も友人に連絡を入れ、やっと連絡を取れた時に「とにかく動かなければ」という気持ちで支援物資を送ったことから、もっと被災地の人にできることはないか、と考えた時に、沖縄チャリティーランが生まれたそうです。

そもそも、神谷さんはとにかくバイクが大好き。
バイクが好きということから仲間がどんどん増え、またバイクを通してアーティストへの道を進むなど、神谷さんのすべてがバイクから始まっているといっても過言ではありません。

沖縄チャリティーランの活動

沖縄チャリティーランでは、「バイクで走る」ということを中心に活動しており、その他特に変わったイベントは行っていません。
自転車や車なども含めた200台以上が集まったこともあるそうで、毎年かなりの盛り上がりを魅せているのだとか。

参加条件として参加費を支払っていただく形を取り、参加費の中に「オリジナルステッカーの購入」をお願いしています。
参加費から必要経費を差し引き、ステッカーの売上金を被災地支援として募金する、というのが沖縄チャリティーランの活動になります。

ステッカーはその年によってデザインが変わり、また大きさも大小のバリエーションがあります。
ステッカーは大が1,000円、小が500円です。

沖縄チャリティーランの活動はバイクやライダーを通じて行なわれていますが、ライダーでなくても、支援のためにステッカーだけ購入したい、という人も参加しています。
また、チャリティーを通した目標金額などを設定しているということはなく、あくまで自分たちのできる範囲で、という一個人のボランティアを変わらない気持ちで運営しているそうです。

口コミから沖縄チャリティーランの存在はどんどん知れ渡り、別のツーリングチームが募金を集めてチャリティーランの時に持参してくれたり、お年寄りがお孫さんと募金のために訪れてくれるという、うれしい広がりを見せており、活動は少しずつ大きくなっているようです。

沖縄チャリティーランではツーリングにおいて細かなルールを設けていませんが、暴走行為は絶対にしないこと、各自ゴミは自分で持ち帰っていただくことを徹底しています。
被災地支援は今後も長い期間必要となりますので、我こそはと思う方はぜひ参加してみてください。

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テーマの著者 Anders Norén