日本夕日百選に指定されている慶野松原
日本夕日百選とは、NPO法人「日本列島夕陽と朝日の郷づくり協会」が選んだ日本の夕日の名所のことで、景観に特化した百選です。
地元民しか知らなかった夕日の名所が、日本夕日百選に選ばれたことによって一気にメジャーになり観光客が増加したといわれています。
絶景を求めているライダーにとっては、美しい夕日を求めてツーリングするときに参考になる百選と言えるでしょう。
淡路島の南あわじ市の慶野松原は、日本夕日百選に選ばれるほど夕日が美しい景勝地です。
約2.5kmにわたり5万本以上の淡路黒松が並ぶ砂浜は風光明媚で、瀬戸内海でも有名な白砂青松の海岸です。
慶野松原に行ったら、ぜひ松原と白い砂浜をゆっくり散策しましょう。
都会の喧騒から離れて、身も心もリフレッシュできるでしょう。
慶野松原は日中はもちろん、夕日がとくに美しいことで有名で、松林と砂浜に沈む真っ赤な夕日が見事です。
最近は天気予報アプリなどで日の入り時間が簡単にわかるので、夕日を見にツーリングされる方は時間に余裕をもって予定を立ててみてください。
交通アクセスは、神戸淡路鳴門自動車道の西淡三原ICからバイクで約5分です。
万葉集で詠まれた慶野松原
慶野松原は、飛鳥時代の歌人の柿本人麻呂に万葉集で詠まれ、古くから風光明媚で知られた地でした。
その歌に出てくる「飼飯の海」は、慶野松原付近の海のことで、柿本人麻呂が公務の船旅の途中に詠んだ歌といわれています。
慶野松原荘の北側にこちらの歌碑が建てられています。
江戸時代には、浮世草子の井原西鶴が「慶野松原は数万本の木振り、ことごとく異風にして、これ近くにあらば公家の昼寝所なるべきものを」と語ったといわれています。
「ことごとく異風」といわれたのは、海の強い潮風で枝や幹が低く広がっている磯馴松のことで、全体の2%ほどです。
慶野松原の海岸には樹齢数百年の老松や矯松が広がり、松林越しに見える夕日は絶景で、映画や時代劇などの撮影地にも選ばれています。
ウミホタルの鑑賞もできる慶野松原
また、慶野松原の海岸では日本でも数少ないウミホタルの鑑賞ができます。
海のホタルといわれるウミホタルは、エビやカニの仲間で、日中は砂の中に隠れていて、夜になると水中に泳ぎだします。
ウミホタルが吐きだす特殊な物質が酸素と反応することで、青白く光るのですが、これがとても幻想的で美しい眺めです。
海中のウミホタルは、外部からの刺激で光ったり光らなかったりします。
生息する海に行けば必ず見られるというわけではないのですが、ホテルや旅館などが主催している鑑賞会であればハズレなくウミホタル見ることができます。
慶野松原のツーリングの際は、のんびりと滞在して風情豊かな景観を楽しんでみるのはいかがでしょうか。