伊根の舟屋とツーリングルート
丹後半島の東端にある伊根町には独特の街並みがあり、海に古民家が浮かんでいるように見える幻想的な景色は、絶景スポットとして世界的にも人気があります。
伊根湾の沿岸に230軒ほど建ち並ぶ舟屋の景観は、「日本のヴェネツィア」「海に浮かぶ街」といわれています。
伊根町の舟屋は、日本三景の一つである天橋立から国道178号線を約26km(車で40分ほど)足を延ばすと到着します。
京都からは約130kmの距離にあり、海風を感じるツーリングコースとなっています。
道の駅「舟屋の里伊根」は駐車場が無料で、高台から舟屋を一望できるスポットです。
舟屋の町並みは、ゆっくり散策しても一時間もかからずに町の端から端まで観光できる広さです。
伊根湾をめぐる遊覧船や海上タクシーなどをつかうと、海から舟屋の美しい風景を眺めることができるでしょう。
海上タクシーでは、舟からカモメに餌をあげるという他ではなかなかできない体験を楽しめます。
美しい海と山を満喫しながら、いつもと違うのんびりとした時間を過ごせるところが、伊根の舟屋の魅力です。
伊根の舟屋とみどころ
舟屋とは木造の舟を風雨や虫などから守るために建てられた建物のことで、江戸時代中期からあるといわれています。
昔は木造の舟が主流だったため、舟を乾かす必要がありました。
舟屋の一階には舟で海からそのまま入ることができ、昔は舟を海から引き上げて舟屋に収納していたのです。
現在は軽量で強度も高いFRP製の舟が主流になったので、海から舟を引き上げないで舟屋の前にとめておくようになりました。
今でも昔ながらの木造の小舟をもっている家では、舟を舟屋に収納しています。
舟屋の二階は住居になっていますが、一般的に舟屋に住んでいる方は多くなく、舟屋はあくまでも漁師の仕事場であり、そばに別の家を建てて生活されている方が多いそうです。
伊根の舟屋は2005年に国の重要伝統的建造物群保存地区に選ばれましたが、これは漁村としては日本ではじめてのことでした。
「男はつらいよ」や「釣りバカ日誌」など、数々の映画やドラマのロケ地にもなり、今でも毎日のように観光客が訪れています。
舟屋は地元の方の仕事や暮らしのための建物なので、町を散策される際はプライバシーに配慮することに注意しましょう。
丹後半島は「食のみやこ」とも呼ばれていて、おいしいものがたくさんあります。
伊根町のおすすめはなんといっても旬の海産物ですから、舟屋の景色を楽しんだあとは、日本海の海の幸を味わいましょう。
伊根の新鮮な魚をつかったお寿司や、海鮮丼や、お刺身、夏季限定の岩牡蠣に、冬季限定の鰤料理、伊根で獲れた魚で魚介出汁をとった中華そばなど、漁業の町ならではのおいしいグルメを味わうことができます。